初代プリウス（10型、11型）関係ノート

情報があればこちらまでお願いします。みんなで情報を共有できればとおもいます。情報の多くはプリウスマニア掲示板に書き込まれた記事から得ています。全ての掲載事項について、その正確さ、完全性、信頼性を保証するものではありません。又このページに書かれた情報を利用したことに起因するいかなる特別な損害、間接的、付随的な損害等について何等の責をも負いません。そのことに同意できる方のみが、このページを閲覧できるものとします（堅苦しくてすみません(^^; ）。

• メーカーやディーラーによるサポート 2011.7.12更新
• プリウスで受けられるサービス・お得情報 2007.2.13更新
• 故障・トラブル 2011.7.12更新
• 働くプリウス（タクシー、パトカー他） 2007.11.25更新
• プリウスとよく間違われる車
• プリウスはお得？ー燃費とコスト（ガソリン代）の比較表
• プリウスに関する本・雑誌記事

プリウスに関するメーカー・ディーラーサポート

• プリウスサポート２４（現在新規受付はされていません。10・11型新車購入のみ対象でした）
• サービスキャンペーン（バッテリー無料点検）（10型）
• サービスキャンペーン（室内左側ドアレバーのメッキ剥がれ）（10型、11型）
• 改善対策（ステアリング・ギアボックス）（11型）
• サービスキャンペーン（パワステ・コンピューター）（11型）
• サービスキャンペーン（電子制御スロットル）（11型）
• サービスキャンペーン（HVバッテリー）（11型）
• リコール（ボンネット・防水ゴムシール）（20型）
• リコール（制御灯用スイッチほか）（20型）
• リコール（エンジンのクランク角センサー）（11型）
• 電動式パワーステアリングの保証期間延長（10・11型）
• 電動ウォーターポンプの保証期間延長（11・20型）
• プリウス・メンテナンスフリー（３年間無料点検サービス、特定地区ディーラーのみ）
• 電動パワーステアリングギアボックスのリコール（10・11型）

注）「リコール」は保安基準に適合していない欠陥に対して、「改善対策」は基準は満たしているものの安全性に問題がある欠陥に対して、「サービスキャンペーン」は安全性に問題はないが品質向上のために、行う修理のこと

プリウスで受けられるサービス（お得情報）最新情報は各自確認して下さい

• 東京都内各所の都営関連駐車場が割引になります。詳しくはここで。（20型4つ星車のみ対象）2004.7.1更新
• 東京都内の公園の駐車場で低公害車割引が受けられます。ここから。（20型4つ星車のみ対象）2006.7.18更新
• 尾瀬、鳩待峠の駐車場１日2500円が無料になります。（10型・11型・20型共） 平成17年に廃止　2005.2.4更新
• 大清水駐車場１日500円が無料になります。（10型・11型・20型共） 平成17年に廃止　2005.2.4更新
• 福岡市営駐車場（市庁舎駐車場（中央区）・博多駅駐車場・築港駐車場・川端駐車場（以上、博多区）、大橋駐車場（南区）の5駐車場が対象）が最初の1時間に限り無料になります。（10型・11型・20型共）2004.9まで暫定実施。 2003.5.7更新
• 伊吹山ドライブウェイの通行料金が低公害車割引で通常の半額（1500円）になります。ゲートにて車検証で確認。 廃止2006.8.17更新
• 日本ランド道路の通行料が、ハイブリッド車だと40%割引です 2004.10.7更新
• 箱根スカイライン、芦ノ湖スカイラインの通行料が、ハイブリッド車だと50%割引です（平成16年10月1日〜平成18年3月31日） 2004.10.7
• 南富士エバーグリーンラインの通行料金５００円が４割引です。（10型・11型・20型共）
• 大阪南港のアジア太平洋トレードセンター（ATC）第一駐車場では、プリウスが電気自動車とみなされ、入り口で申告しておくと４時間分の駐車料金が無料になります。 2002.2.4更新
• 「休暇村　妙高」で宿泊料がひと部屋あたり1000円割引になります（ハイブリッドカー割引）。 2003.5.13更新
• 中部国際空港「セントレア」駐車場でハイブリット自動車は車検証呈示で300円割引。 （プリウス全形式）。つきほしさんの利用レポート 2007.2.13更新

プリウスに関する故障・トラブル（10/11型）

　「PM番号」はプリウスマニアの掲示板のスレッド番号です

• メインコンピューター交換
  • （症状等）ハイブリッドエラー（！マーク点灯）→自力走行可能。しばらくおいて再起動すると異常表示が元に戻る例もあり

• トランクアクスル交換
  • （症状等）ハイブリッドエラー→自力走行不可能。ハイブリッドエラー発生前にエンジン・モーターから異音がする場合がある

• インバーター故障
  • （症状等）ハイブリッドエラー→自力走行不可能。保証が効かない場合は修理費は高額（工賃込みで50万程度）の場合もあるかも。PM3618

• ステアリング異常 2007.2更新
  • （症状等）ハンドルを回すと異音（バキバキ）。10型、11型両方　11型は改善対策あり
  • （症状等）ハンドルを一杯に切ると擦れるような異音（キコキコ）。11型。ギアボックス交換で治った例あり
  • （症状等）始動時や低速で走行中ハンドルが異常振動。10型、11型両方。ギアボックスをモーターごと交換で治った例あり。PM3501
  • （注）この問題に関して2006年9月に保証期間の延長という形で対応されています。

• ドライブシャフト交換
  • （症状等）窓を開けて走るとどこからともなく、「かちん、かちん」と金属を爪ではじくような音が聞こえてくるようになる。タイヤの回転と同期しているような感じで、低速でも高速でも音がする

• フロントスタビライザー・ブッシュ交換 2003.8記
  • （症状等）フロントのサスペンションがばたついて、低速走行時にノーズのアップダウンが大きく感じる。サスを調べても異常なく、アッパーマウントとスタビライザーのブッシュ交換で治った。PM3608

• センターメーター交換
  • （症状等）センターメーターがつかなくなる。交換すると走行距離計がリセットされてしまう。10型に多いトラブル

• エンジン内部（スロットルバルブ）のカーボンづまり
  • （症状等）スロットルバルブが少し開いた状態になってしてしまうので、アイドリング・暖機運転がとまらなくなる。アクセルレスポンスが悪い。ノッキングが起こる。排気ガスが臭い。10型では何件か報告されている。走行距離が多い車は注意。

• HVバッテリー交換
  • （症状等）亀頻発。バッテリーの充電状況が半分〜8部目という普通の状況から、走行中停止中を問わず突然空っぽ状態(モニター上)になったり満充電状態になったりする。セル間の充電量のばらつきが原因の場合多し。10型に多い。
  • 10，11型の場合、HVバッテリーは主にトヨタ店においてあるS2000という機械で外部診断・点検する。ただし、S2000は10型の場合、専用のプログラムカードがないと使う事ができない。11型はそのまま使える。余談だが、20型は多重通信にCANを用いているため、S2000では外部診断できず、TaSCANを使う（TaSCANなら10型の診断も出来る）。
  • S2000を使って診断した結果、10型の場合HVバッテリーのΔSOC（state of charge）が20%以上のときに、サービスキャンペーンを受けていることを条件に、新車、中古車の別を問わず5年10万キロの保証期間を越えても無償交換の対象になるが（正式なものではないが、無償交換になったというユーザー報告が多い。複数回もあり。）、お客様情報センターなどに問い合わせて正式な回答を得ようとすると「5年10万キロを越えると有償」といわれる*。なお、サービスキャンペーンを受けているかどうかは、ダッシュボード右のドアに隠れる部分に白いステッカー「駆動用電池を長くお使いいただくために」が貼られているかどうかで区別できる。サービスキャンペーンは年1回受けなけれなばらないとされる。一方、11型の場合は少なくとも現在までに保証期間を越えて無償交換の報告はないが、HVバッテリー交換自体ほとんど報告されていないので、信頼性が飛躍的に向上していると思われる。
  • *2007年にお客様情報センターに問い合わせて、10型は永久保証という回答をもらったという書き込みがプリウスマニアでありましたので追記します。

• 補機バッテリー（12V）あがり
  • （症状等）ＩＧスイッチをＯＮにしてもメータが表示しない、ハイブリッド・システムが始動しない、ヘッドランプが暗い、ホーンの音が小さいといった現象がある。通常はHVバッテリーから充電される仕組みになっているが、他車と比べて待機電流が比較的高く（７３mAという測定結果もあり）長期間乗らないとあがりやすい
  • 充電する際はブースターケーブルをつないでそのまま何もせずにしばらくおけば（通常５分もおけば大丈夫とのこと）、ハイブリッド・システムが始動する。ブースターケーブルの接続方法は、まずトランクを開け、左側下部のカバーを外す。左側（後方）にマイナスケーブルを噛ませる端子があり、右側（前方）の赤いカバーを外すとプラスケーブルを噛ませる端子がある。あとは通常の救援充電と同じです
  • 交換となると純正のものは２万円少々と高価（なのでオプティマバッテリーを付ける方も多い）。１ヶ月以上乗らないときはバッテリーのマイナス側ケーブルを外しておくほうがよい。その際に注意することは、電気を完全に落としてしまうとトリップメータがリセットされること。満タン方で距離を計測している方はメモしておいた方がよいでしょう。ＥＣＵのダイヤグノーシスとか入力の学習値などは消えないそうです。

• （参考：バッテリーあがりの救護側になった時）
  • ケーブルの接続は通常車の鼻先を突合せて行うが、プリウスは後部から。相手が変な顔をしてもためらわずにバックで相手の鼻先に近づこう。プリウスはバッテリーをつなぐのが意外に大変。トランクルームを開け左側下部のバッテリーカバーを外すのだが、このカバーが手だけではなかなか外れない。ボールペン等があると便利。さらにバッテリー側面に保護板があり、これが外れない。プラス極カバーも外しにくい。一度自分のプリウスで経験することをお薦めします（と書きつつ私は未経験）

• HVバッテリーあがり
  • （症状等）マスタ・ウォーニングとＨＶバッテリ警告灯が点灯する。充電する際はケーブルでつないだ後、Ｎｉ−ＭＨ
    バッテリ・チャージャー・スタートスイッチを押して、充電を始める

• 冷却水もれ
  • 10型の一部の車にみられた

• ブレーキアクチュエーターの異常
  • 急ブレーキ時にＡＢＳとサイドブレーキ警告等が点灯し、回生ブレーキがきかなくなる（10型）

• アクセルが効かなくなる。一定で踏んでいてカクンと減速する（11型の一部）
  • 一定速度で走行中、アクセルの踏み込み量20％以下が２秒間続くと、アクセル開度をゼロと認識し、次に加速しようとした時に瞬時には加速が起こらない
  • ４０km/hで１０％以下、６０km/hで１５％以下になるとこの現象が起こり、２．５秒間はエンジンがかからない
  • 発生するのは発売から１月までの車
  • トヨタの対応は、クレームがあればHVコンピュータの交換
  • エコランを心がけて、アクセル弱く踏み開度を一定にする走行をすると発生しやすいようだ

• オーバーヒート
  • 談話室より　こちら

• 純正6連CDチェンジャーの故障と保証がつくしプランについて 2004.1追記
  • 1D1Nスペースに入っている純正のCDチェンジャーは、割と故障報告が多い気がする。私自身10型と11型でそれぞれ一回ずつ修理に出している。CDが入ったままでなくなった（交換対応）、音飛びが激しい、認識しないといった不良があります。1番目のスロットから順に入れ、空きを作らないと故障が起きにくいとか。
  • 装備品の保証（一般保証）は3年ですので、3年目の車検の時に「保証がつくしプラン」(以下「つくし保証」）に入っておけば、故障の際も5年目まで安心です（ただし、全ての装備品が対象ではない。後述参照）。加入に4000円+消費税がかかります。5年目で駆動系も含めた保証（特別保証）が切れる時にも、それらを2年間継続する「つくし保証」に入ることが出来ます。その後の7年目以降は、故障しても有償となるようです。特に、HVバッテリーやインバーター故障は高額修理ですので、5年目で加入できる「つくし保証」はお勧めです。なお、「つくし保証」は車検切れがない車のみが対象となるようですので、中古車を買われる方はその点は要チェックです。保証がつくしプランの詳細についてはこちらを参照されたし。
  • 私自身経験して初めて知ったことだが、3年目の車検の時に入る「つくし保証」で一般保証の全てがカバーされるわけではない。私の場合ライトケースの水漏れを「つくし保証」で対応してもらおうと思っていたが、これは対象外だそうだ（結局、車検前にクレームを出していたので、ディーラーの方でうまく対応してもらい無償交換となった）。一方、CDチェンジャーの修理（交換）は「つくし保証」で対応して頂いた。一般保証のどの部分がカバーされているのか、契約書をよく読んでおくとよいと思います。

• インバータ冷却用電動ウォーターポンプ交換体験談（11型、走行12万キロ） 2007.11記
  • 走行中にEMVに水温警告灯が表示される。しばらくすると「解決しました」と出て消える。同時に、たます計で水温、補機電圧を確認するも共に異常なし。
  • 水温警告灯は数回、点滅を繰り返す。停止から加速時に出るようだ。この時点でも、たます計での水温、補機電圧共に異常なし。
  • そうこうしているうちに、画面左下のハイブリットシステム異常警告灯点灯。同時にセンターメーター内右側にマスターウォーニング点灯、左側にエンジン警告灯が点灯。これらの警告灯類は一度付くと再起動後も消えない。
  • この時点で水温は異常なしだが、補機の電圧が通常の13.9Vから10V台に下降、再度13.9Vに上昇を繰り返す（たます計による）。
  • 走られるが、通常とは違う感じ。エンジンがモーターアシストを失った感じで発進時にパワーが出ない。かと思うとスピードが乗るとパワーが復活するを繰り返す。
  • とりあえずディーラーに連絡を取り、向かうことに。補機バッテリーの異常を疑い（車検時に補機の消耗を指摘されていた）、エンジンをエアコンフルで出来るだけ回して運転。
  • 補機の電圧はディーラーに着くころには13.9V一定を示すようになっていた。
  • ディーラーで外部診断器S2000を使用して自己診断を実施した結果、インバーター冷却系異常を検出したとのこと。なお、補機バッテリーは問題なかった。
  • プリウス（11型）はエンジンの冷却系統とは別にハイブリッド専用の冷却系統があり、インバータ冷却には専用の電動ウォーターポンプで冷却水が循環されるしくみになっている。ディーラーによると、このウォーターポンプに接続される電源部を揺らしてみたところ、ポンプの動作が断続的になりエラーが出たとのこと。とりあえず、接点を洗って接続し直したあとはエラーが出ないのでこのままで様子を見ましょうということになった。
  • 1日は普通に動いていたが、前述した現象が再発。ディーラーにウォーターポンプ交換をお願いした。
  • ちなみに、プリウスはイグニッション・スイッチONでウォーターポンプが常時駆動するため、リザーバタンク（インバーターボックスの右横部分にある）の液面を見れば、冷却水が循環しているか（つまりウォーターポンプが動いているかどうか）確認できる。そこで、イグニッション・スイッチOFF状態の液面を確認しておいて（当然止水状態です）、ONにして液面を見ると水の流れが感じられればポンプは動作している。
  • 交換に要する費用は以下の通り（値引き無しの場合）
  • ウオーターポンプASSAY ウイズ　モーター&ブラケット 22575円
    スーパーロングライフ冷却液（2L)　2876円
    技術料　15960円（バンパーを外すので工賃が高いそうです）
    
    合計　41411円
  • 止まりっぱなしになった場合は最悪インバーターが壊れるので、注意が必要。
    
    
• ハブベアリング交換（11型、走行17万キロ） 2011.06記
  • 症状としては、ブーンという音が聞こえて、速度と共に音が大きくなる。止まるとしない。警告などは出ない。症状が進むとタイアがロックするそうです。顛末はここ。